皆様こんにちは。編集長の片山(yaman)です。好きなサービスはSORACOM Kryptonです。
3/21に、日経BP社より書籍 “公式ガイドブック『SORACOMプラットフォーム』” が発売開始となりました!!
この書籍ですが、ソラコムのエンジニア陣総勢21名が執筆した、SORACOMプラットフォーム解説本となっています。ぜひ皆様に手にとって頂きたい!のですが、とはいえこれだけ聞いてもどのような本か分からないと思いますので、今回はこの書籍について、ご紹介させて頂きます。
章立てについて
書籍の章立ては、1章から4章までとなっています。各章は次のような内容です。
第一章
第一章は、ソラコムという企業自体の解説です。ソラコムがどのようなことを実現したいのか、どのようなビジネスを目指しているのか、そしてそのためにどのようなプラットフォームを作り、どのような組織体制、開発体制、カルチャーを目指そうとしているのか、という点について解説しています。
第二章
第二章は、ソラコムの全サービス(SORACOM AirからSORACOM Lagoonまでの13サービス)の解説となっています。
特徴的なのが、すべてのサービスごとに、どのような課題を解決するために作られたのか、どのような用途を想定して設計されているのかが解説されている点です。
各サービスを利用する前に読んでいただけると、各サービスをどのように使うと良いのかがスパッとご理解頂けると思います。
またサービス以外にも、”SIM”だけの説明を行なっている章もあります。SIM自体の機能や特徴、最近話題のeSIM、そしてSIM製造方法(焼き方)までカバーされています!
第三章
第三章は、ユースケース別のアーキテクチャの説明です。さまざまなユースケースを題材に、どのような課題があって、それをどのようにSORACOMのサービスで解決できるのか、という点にフォーカスを当てて、解説をしています。対象のユースケースとしては「動態管理」「農業・漁業・畜産」「遠隔監視/M2M」「決済端末」「設備管理」「カメラデバイス」となっています。
ユースケース別にシステムアーキテクチャ解説がしてあり、多くのパターンを網羅するように解説を書きましたので、一通り読んでいただけると「この課題はこのユースケースのパターンでいけるな」というようになって頂けると思います。
第四章
第四章は、「IoTシステムの課題解決」と題して、実際にIoTシステムを作るときに特に我々がよく耳にする課題について取り扱っています。例えばプロトタイピングのやり方や、ハードウェア量産に向けた課題と解決、またデバイスの消費電力などについて徒然なるままに解説しています。
書籍はこのような内容で構成されています。内容的には技術書のようにも見えますが、詳しいシステム実装の説明がこの書籍の主眼ではなく、ソラコムの各サービスがどのようなことを解決できて、どのようなビジネスやユースケースに使えるのかを理解頂くことが主眼になっていて、実際のユースケースも多く登場しますので、これからIoTビジネスを企画する方やIoTシステム導入を任されたIT部門の方、実際に作るべきIoTシステムが見えている方など、IoTシステムに関わるあらゆる職種の方に、参考になる内容となっているかと思います。
イベントなど
4/3の18時から、「UCHIDA-TV」でソラコムの事例と、この書籍の話をさせていただきます。Youtubeのライブ配信ですので、業後にお時間ありましたら是非ご覧ください。
https://youtu.be/GIh7kKe2Ucs
4/8の19時から、ソラコム社屋(溜池山王)でエンジニア向けのオープンハウスを予定しています。ソラコムの会社説明や、エンジニア職の働き方、募集ポジションの詳細についてお話をさせて頂くイベントですが、書籍についてもご紹介をさせて頂きます。当日何冊か用意しますので、手にとって見て頂けます。
5/21に、SORACOM UG Tokyoで、この書籍に関するパネル枠を頂いています。書籍制作の裏話や制作秘話についてお話ししたいと思いますので、ぜひご参加ください!